こんにちは、かんママです!
今回は、手術から回復するまでの体験をご紹介します。
帝王切開での出産が決まっているママさんにおすすめです。
入院スケジュール
まずは、帝王切開の入院スケジュールについて説明します。
その日その日でやることが決まっています。
手術当日
- 浣腸
- 剃毛
- 絶食・OS1飲む
- 点滴が始まる
- 弾性ストッキングを履く
- スッピンになる
- 手術
- 手術後尿の管が入る
- 経過観察室で一晩寝る
- 血圧測定
- 体温測定
術後1日目
- 腸の動きをよくするゼリーを食べる
- 排ガス後に食事可能(流動食)
- 歩いて自分の部屋まで戻る
- 尿の管が抜かれる
- 悪露の確認
- ナプキンの交換
- 血栓予防や腸の動きをよくするためにできるだけ動く
- 点滴あり
- 無理のない範囲で授乳
- 血圧測定
- 体温測定
術後2日目
- できるだけ体を動かす
- 無理のない範囲で授乳
- 点滴あり
- 血圧測定
- 体温測定
術後3、4、5、6日目
- 麻酔の影響で頭痛になる場合がある。頭痛になった場合は安静にする
- できる範囲で積極的に授乳
- 術後3日目に貧血の検査
- 抗生剤、痛み止めの薬を飲む
- 退院指導
- 沐浴指導
- 調乳指導
- 母子同室
- 術後3日目からシャワーに入れる
- 血圧測定
- 体温測定
術後7日目
- 麻酔の影響で頭痛になる場合がある。頭痛になった場合は安静にする
- できる範囲で積極的に授乳
- 抗生剤、痛み止めの薬を飲む
- 母子同室
- 傷口のテープを剥がす
- シャワー入れない
- 尿検査
- 体重測定
- 血圧測定
- 体温測定
術後8日目(退院日)
- 傷口の消毒
- 血圧測定
- 体温測定
- 血圧測定
- 体温測定
- 退院手続き
- 退院
帝王切開の入院から退院までのスケジュールはこんな感じです。
手術当日のTODO
次に、手術当日のTODOについて説明します。手術当日は緊張すると思うので、頭の中で「ああ、こんなことするんだな」とシミュレーションしておいた方が心の余裕が生まれると思います( *´艸`)
手術当日のTODO
- 絶食
- OS1を飲む
- 浣腸をして便を出す
- 下の毛を剃ってもらう
リアルな手術当日と術後の様子
ここからはとってもリアルな様子をお伝えします。
実は、第2子に備えて、入院期間に感じたことや体の変化の様子についてメモを取っていました。
その内容をお伝えできればと思います。
ですます調ではないですので、日記みたいな感覚で読んでいただければと思います。
手術当日
麻酔によって胸より下の感覚がなく、冷たい自分の太ももに触れるのが不思議だった。
麻酔を打つ時痛いよって言われていたが、意外と大丈夫だった。
赤ちゃんが出るまで25分、傷口を縫って終わるまでが25分くらいかかった。
赤ちゃんが出てからが苦しかった。
呼吸があまりできなくて、体は冷えてブルブル、意識が遠くなっていくのが分かる。
血圧も87/47と自分史上一番低い。
術後2時間くらいは湯たんぽと毛布で体を温めた。
麻酔が段々と抜けて、足の感覚が戻ったのが術後6時間後。
血圧が144に。今度は自分史上一番高い。
血栓予防のためにふくらはぎの筋肉を動かす機械が足元で稼働していた。
麻酔が完全に抜けてからは、痛みとの戦い。
結局、痛みであまり眠れず。
6時間空けて使用しないといけない点滴の痛み止めを2回と座薬を2回して朝を迎えた。
術後1日目
ガスが出たので、みそ汁、ミルク、10倍粥の食事の許可が出た。
午前11時に自室に歩いて向かった。
ベッドから歩き始めるまでに20分程かかった。
歩いてからは早くベッドで横になりたくて、頑張れた。
尿の管が抜かれて自力でトイレ。
起き上がるだけで痛むので、とても大変。
看護師さんが赤ちゃんを部屋まで連れてきてくれたので会うことができた。
新生児室に行けるコンディションではないから、ありがたい。
まだ母乳は出ないけど、授乳の練習をした。
我が子が愛おしすぎて痛さも吹っ飛びそう♡
水分補給のための点滴、化膿防止のための点滴、痛み止めの点滴をしながら一日を過ごした。
術後2日目
朝トイレに目覚めると、お腹がさけそうなヒリヒリ感。
ナースコールをして痛み止めの点滴をしてもらった結果、和らいだ。
ナプキンとともに身に着けていた防水パッドを抜いたら身軽になって歩きやすくなった。
点滴台に支えてもらわなくても歩行できるレベルに。
その足で初めて新生児室へ。
抱き方すらままならない自分がなさけなくて落ち込んだ。
3回の授乳に挑戦。
夕方頃から37.5℃と熱っぽくなり、お腹の傷もズキズキつっぱるような痛みに。
子宮収縮と傷口の痛みで、耐えただけど、眠れず。
深夜に座薬を入れてもらった。
やっと就寝できた。
術後3日目
朝目覚めると、体が楽になっていた。
初めて寝返りすることに成功し、気分も良い。
痛みが続くのでベッドの角度を10度にして寝ていたせいか座骨が痛む。
手術で力んだせいか、横になって息を吸うと、あばら骨も痛い。
無理をせずと思いながら、数回新生児室へ行って授乳。
産後のストレスを感じやすい時期なのか、何気ない看護師さんの一言に傷つく。
初心者ママだから分からないことがたくさんあって不安。
周りのママと比べては落ち込んだ。
夜再び熱。37.5℃、動悸、寒気、吐き気に襲われる。
産後は血圧が不安定になっていて、123、140台だった。
いつもは低血圧なのに・・・
気持ちも体もなんだかボロボロ。
術後4日目
今朝も血圧が高い。
朝の血圧は、140台が2回と150台1回を記録。
嬉しくない記録更新。肩がすごく凝っている。
傷口は痛みはまだあるけど、耐えられるレベルになってきた。
今の救いは可愛い我が子の存在。
今日もたくさん授乳してきた。
なんと、おっぱいも張ってきた。
昨日初めて1滴出てから、栓がとれたように母乳が出てくる。
今日新生児室へ行ったらすごく面倒見の良い看護師さんに出会い、おっぱいマッサージをしてくれたおかげかな。
我が子に癒されてストレスが減ってきたのだろうか、血圧も121まで下がった。
体調はあまり良くないけど、深夜1時まで母子同室でたくさん我が子を眺めることができた。
夜はおっぱいが張ってしまったので、脇とおっぱいの間に冷却パッドを入れて就寝。
術後5日目
今朝は血圧が安定していて、113、118だった。
深夜まで母子同室を頑張ったから早朝の授乳へは疲れて行けず。
12時半から再び母子同室♡
息子にミルクをあげた後、ゲップが足りなかったのか、飲んだものをほぼ吐き戻した。
初めてのことで慌てるかと思ったけど、意外と落ち着いて対応できた。
次のミルクは念入りにゲップ出しをして、寝かせる時も吐いたものが詰まって窒息にならないように、顔を横向きにして寝かせた。
うんちが夕方まで出なかったので、肛門刺激というものを実施。
やり方を看護師さんに教わった。
今日子供とたくさん過ごして、子育てって人と比べてはいけないなと思った。
その子のペースを理解して、自分たちなりの正解を見つけていくことが大事だと思った。
術後6日目
母子同室2日目。
今日は沐浴指導。
なぜか、モデルちゃんに選ばれた我が子。
初めて全身をちゃんと見た。
とても小さいけど、一生懸命生きているのが愛おしい。
母子同室になってから、痛みも和らいできた気がする。
痛みはあるけど、歩行は普通にできるようになった。
術後7日目
母子同室頑張りすぎて寝不足。
血圧が再び上昇して、144。
明日退院日だというのに、無事退院できるのだろうか。
早く家族に赤ちゃんを会わせてあげたいから、今日は無理しないでおこう。
尿検査、体重測定、傷口のテープ剥がしをした。
体重が6kg落ちていることにはびっくりした。
術後8日目
退院日。
赤ちゃんの体重も、私の体調も問題ないから、退院できることに。
安心した。
相変わらず寝不足ではあるけど、それより家族に会えることが楽しみ。
お昼ご飯食べて→退院手続きをして→パパと母に迎えにきてもらい→無事帰宅。
入院期間中は、気持ちも体調もまるでジェットコースターのように乱高下しました。
産後のママがとてもセンシティブなのが分かるかと思います。
かんママアドバイス-術後の過ごし方
手術後は痛くて思うように動けません。これを読んで、術後期間を少しでも快適に過ごせてもらえたらと思います。できれば、ぜひ産む前に読んでいただけると活かせるのではないかなと思っています。
術後の過ごし方のコツ
- 部屋の高いところに大事なものや使用するものを置く
- すぐ届くところに使用するものを置く
- ゴミ箱とティッシュは使用頻度が高いので近くに置く
- 水分補給はペットボトルに取り付けられるストローを使用して行う(ちなみに、セリアで買ったストローはサントリーの天然水でははめられなかった・・・)
- 歯磨きをする時も前かがみがきついので、歯磨きコップマスト
- お風呂に入れない期間は、おしりふきで清潔にすると良い
- 術後は寝返りを打った方が早く体を動かせる
- 術後1週間は麻酔の解毒をするために、水を一日3、4本飲むと良い(そうしないと、頭痛になる可能性が高い)
- よく飲み、よく出す(トイレをする)
- 傷口が痛い場合は、我慢をせず痛み止めを処方してもらう(私は点滴に入れる痛み止めと座薬の痛み止めをしてもらった。筋肉注射もあるみたいだけどそれはしていない。ただ、痛み止めは回数制限や使用間隔をあけないといけない都合、どうしても痛い時はある)
- 痛いから動かないのではなく、痛み止めを投与して体を動かす方を選ぶ
麻酔の解毒については、担当してくれた看護師さんが教えてくれなかったら知ることができなかったことです。必ずしも教えてくれることではないので、ここに記しておきたいと思います。
まとめ
今回は、私の帝王切開の体験談をお伝えしました。
帝王切開に不安を抱えているママさんのためになったら嬉しいです。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!