【徹底解説!】【体験談】妊娠糖尿病について

妊娠&出産

こんにちは、かんママです!

今日は私がブログを始めるきっかけとなった妊娠糖尿病についてお話していこうと思います。
長文なので、目次から読みたいところに飛んで頂いてOKです!

「妊娠を希望していて妊娠糖尿病について知りたい」というプレママさん、「現在妊娠糖尿病で食事療法を頑張っている」というママさんにおすすめです。

妊娠糖尿病のメカニズム、食事のノウハウ、オリジナルメニューについて紹介します。

かんママ
かんママ

妊娠糖尿病は母子ともにリスクがあるのでできれば避けたいところです。

はじめに

個人的な意見ですが、妊娠糖尿病は知識があれば予防できる可能性が高いと思っています。
本日は、一人でも多くのママさんが妊娠糖尿病にならないために、なったとしても、一番負担が少ない食事療法+運動療法で済むように何を意識すれば良いのか解説していきます。

糖尿病とは

糖尿病は、インスリンがうまく働かないために、血液中のブドウ糖(血糖)が増える病気です。
インスリンはすい臓から出るホルモンで、食事によって上昇した血糖値を正常値に戻す役割を果たしています。

妊娠糖尿病になるメカニズム

妊娠糖尿病になるメカニズムは以下の通りです。

非妊時

食事をする→すい臓からインスリンが出る→血糖値が正常値にもどる→糖尿病にならない

妊娠時

食事をする→胎盤があるためインスリンが働きづらい→血糖値が正常値に戻らない→妊娠糖尿病になる

妊娠時は、胎盤からインスリン拮抗ホルモンが出ているため、インスリンの働きが悪くなります。そのため、血糖値が正常値に戻りにくく、非妊時に比べて糖尿病になりやすい状態です。

妊娠糖尿病はどうやって調べるのか?

では、どうやって妊娠糖尿病かどうか判断するのでしょうか?

答えは、2回ブドウ糖負荷試験をやって判断します。

1回目:50gブドウ糖負荷試験

このテストですべての値が正常値であれば妊娠糖尿病ではありません。
ただし、1つでも超えると次のテストを受けなければいけません。

私は1時間後の数値がアウトでした。

正常値
  • 空腹時:92mg/dl以下
  • 負荷後1時間:140mg/dl以下

2回目:75gブドウ糖負荷試験

1回目よりも甘いサイダーを飲みます。
このテストで、すべての値が正常値であれば、妊娠糖尿病ではありません。
ただし、1つでも正常値を超えると、妊娠糖尿病と診断されます。

正常値
  • 空腹時:92mg/dl以下
  • 負荷後1時間:180mg/dl以下
  • 負荷後2時間:153mg/dl以下

ちなみに、75gブドウ糖負荷試験の私の結果↓
空腹時:72mg/dl
負荷後1時間:212mg/dl
負荷後2時間:167mg/dl
2/3アウトでした(;_;)

妊娠する前から糖尿病になっていたが、気づかずに生活していて、ブドウ糖負荷試験を通して発見される場合もあるみたいです。

どうして妊娠糖尿病は治療する必要があるのか?

妊娠糖尿病は母子ともにリスクが高まるので、適切な治療をする必要があります。
具体的なリスクは以下の通りです。

お母さん側のリスク
  • 流産
  • 早産
  • 妊娠高血圧症候群
  • 羊水過多症
  • 尿路感染症
  • 腎盂炎
  • 網膜症の悪化
  • 肥満になりやすい
  • 将来糖尿病になりやすい
赤ちゃん側のリスク
  • 先天奇形
  • 巨大児
  • 子宮内胎児死亡
  • 低血糖
  • 高ビリルビン血症(脳性麻痺などを引き起こす黄疸に繋がる)
  • 多血症(血管がドロドロに、血栓症起こりやすくなる)
  • 低カリウム血症(筋緊張低下、頻脈、頻呼吸、無呼吸、哺乳不良が起こる)
  • 肥満
  • 将来糖尿病になりやすい

妊娠糖尿病の治療の流れ

妊娠糖尿病の治療の流れは以下の通りです。

妊娠糖尿病の治療の流れ
  • STEP1
    ブドウ糖負荷試験の結果、妊娠糖尿病だと診断される
  • STEP2
    パッチ型センサーを腕に取り付ける
    1週間ほど血糖値を測定
  • STEP3
    測定結果をもとに食事療法+運動療法で治療できるか医師が判断
  • STEP4
    食事療法+運動治療を開始
    1日に2度食後血糖を測り、正常値であれば上記方法で治療を続ける
  • STEP5
    食事療法+運動治療でうまく血糖値をコントロールできない場合は、インスリン治療をする
  • STEP6
    出産まで治療を続ける
  • STEP7
    産後2~3ヶ月後に再びブドウ糖負荷試験を受ける

    結果に異常がなければ、妊娠糖尿病卒業!

  • STEP8
    ブドウ糖負荷試験の結果、境界型または糖尿病と診断された場合は、経過観察(1年に1回ヘモグロビンa1cの値を測定する)または治療をする

食事療法+運動療法で意識したポイント

私が実際の食事療法+運動療法の際に意識したポイントについて説明します。

食べる順番を徹底した

食べる順番は、野菜→たんぱく質→炭水化物の順に食べます。
野菜を先に食べると血糖値の上昇が緩やかになるため、まずは食物繊維を摂取します。
その次に肉や魚といったたんぱく質を摂取します。
最後に、お米やパンといった炭水化物を摂取します。
食事の順番を変えるたけで血糖値の急上昇を防げるので、普段の食事からおすすめです!

分食を徹底した

これは食事療法なのですが、分食を徹底しました。
体重・身長をもとに、自分が食べれる1食当たりの糖質量が計算されます。
1食当たりの糖質量を守って、1日6回食事をする方法が分食です。
詳しく知りたい方は関連記事を読んでみてくださいね。

分食のやり方
  • 朝ご飯
    1食あたりの糖質量+たんぱく質+食物繊維
  • 補食①
    1食あたりの糖質量+牛乳/ヨーグルト+フルーツ
  • 昼ご飯
    1食あたりの糖質量+たんぱく質+食物繊維
  • 補食②
    1食あたりの糖質量+牛乳/ヨーグルト+フルーツ
  • 夜ご飯
    1食あたりの糖質量+たんぱく質+食物繊維
  • 補食③
    1食あたりの糖質量+牛乳/ヨーグルト

調味料はできるだけ使わないことを徹底した

ちゃっかり糖質を摂ってしまわないように、調味料にも気を遣いました。
血糖値が上がりやすいものを避け、血糖値が上がりにくいものを利用していました。

あまり使わなかった
  • ドレッシング砂糖
  • 焼肉のたれ
  • めんつゆ
  • ソース
  • ケチャップ
よく使った
  • コショウ
  • マヨネーズ
  • アガベシロップ
  • オリーブオイル

食後の運動を徹底した

食後は血糖値が上がっている状態です。
上がった血糖値を下げるために大事なことは運動をすることです

私の経験では、運動をしなかった時より、した時の方が血糖値の数値が良かったです。
とはいっても大きいお腹で運動するのは正直きついところ。
私は、階段を利用してステップ運動をしたりしていました。
転ばないようにだけは十分お気を付けて実施してくださいね!

血糖値が上がりやすい条件

私にとって血糖値が上がりやすい条件は以下の通りです。

同じ炭水化物でも血糖値の上昇が違う?!

同じ炭水化物でも比較的血糖値のコントロールがしやすいものと、しにくいものがあります。
自分にとって、どの炭水化物がより作用するのかを知っておくことで、血糖値のコントロールがしやすくなると思います。

私の場合だと、なぜか蕎麦を食べると血糖値が上がりやすかったです。
反対に、ご飯やパンは大丈夫でした。

空腹時に食事をとるのはNG?!

同じ食事内容でも、めちゃくちゃお腹が空いた後に食べると、血糖値が上がりやすかったです。
空腹期間を作らずに、ちょくちょく食べをすることで、血糖値の上昇を抑えることができると感じました。

丼ものやチャーハンより定食が良い?!

品数が多い時の方が、血糖値の上昇を抑えることができました。
自分にとって最悪だったパターンは、チャーハンと味噌汁だけの時。とろろ蕎麦だけの時。
炭水化物をメインにした食事は血糖値が上がりやすかったです。
反対に、定食や野菜をメインにした食事では血糖値が上がりにくかったと感じます。

妊娠糖尿病でつらかったこと

私が妊娠糖尿病になってつらかったことを紹介します。

つらかったこと
  • 大好きなフルーツが思いっきり食べられない
  • 1回の食事で炭水化物をもっと食べたい
  • 自由に食べる菓子パンが選べない
  • 甘いスイーツが食べたいけど食べられない
  • 食物繊維取り過ぎた時に消化不良を起こす
  • 1日の食事回数が多くて嫌になる
  • 1日2回血糖値を測らないといけないので負担
  • 血糖値のコントロールがうまくいかないとへこむ

あげたらきりがないかもしれません(笑)

妊娠糖尿病になったらローソンへ

コンビニの中でも、ロカボ(低糖質)のものがたくさん売られているのがローソンです。

ロカボパンの中で美味しかったのが、もち麦のミルクボール(2個入り)でした。

ロカボのお菓子も充実していて、まるで天国かと思いましたよ(笑)ほぼ全種類食べたんじゃないかなと思うくらい、たくさんお世話になりました!

炭水化物の量を食べたい時におすすめのもの

炭水化物の量を食べたい時におすすめの食材を紹介します。

1食あたり食べられる炭水化物の量は少なかったです。
というのも、私は炭水化物が大好きなタイプなのでそう感じました。

とにかく思いっきり炭水化物を食べたい時は、オートミールを食べていました。

オートミールは食物繊維たっぷりで便通を良くしてくれます。
また、少量でもお腹の中で膨らむ感じがして、腹持ちも良いです。

おすすめ自作スイーツ

どうしても甘いものが食べたくなった時用に、スイーツを紹介します。

命名:飲む寒天

行程は3つだけ!簡単に作れて、意外といけるやつ( *´艸`)
<材料>
・お好みの味のセブン寒天
・牛乳
<作り方>
①コップにセブンの寒天(四角いやつ)の1/3を入れる
②細かくなるようにクラッシュする
③牛乳を追加する

以上

オートミール粥

<材料>
・オートミール大さじ5
・牛乳150ml
・アガベシロップお好みの量
<作り方>
①耐熱おわんに大さじ5のオートミールを入れる
②牛乳を追加する
③レンジでチン。500W3分くらい。
④足りなかったら追加加熱。
 オートミールがドロッとしておかゆ状になれば完成
⑤お好みでアガベシロップを入れて味を調整

以上

そもそも妊娠糖尿病にならないために大事なこと

個人的な意見ですが、妊娠糖尿病は準備次第で回避できると思っています。

私は妊娠前から妊娠糖尿病の存在は知っていました。
しかし、ただ名前を知っているだけの状態でした。

大事なことは妊娠糖尿病について少しでも事前に勉強しておくことです。
妊娠したら気を付けないといけないことに、妊娠糖尿病を入れておくことが大切なんだと思います。

まとめ

今回は、前半で糖尿病および妊娠糖尿病について解説し、後半で様々なノウハウについて解説しました。

私は自分が経験したからこそ、一人でも多く妊娠糖尿病のママさんを減らしたいと思っています。妊娠はただでさえ大変なのに、食事管理や幾度となく打つ注射でストレスを感じてほしくないからです。

でも、なったらなったでなんとかなります。
様々な工夫をして、自分を楽しませて乗り越えましょう!

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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